現在、軽貨物運送はまだまだ人手によって行われている労働集約型産業です。しかし数年前から話題になっているドローンが次世代の軽貨物運送を担う時代が来るかもしれません。ドローンは現在、建設業界における観測や、軍事タイプのものは偵察から対地爆撃を行えるものまで、進化しています。登場当初はラジコンくらいの性能しかありませんでしたが、見る見るうちに各種電気メーカーが開発に参入したことにより、ここまで著しく進化する事が出来たのだと考えられます。そんなドローンを大手インターネットショッピング会社が、軽貨物運送に使えるよう、改修したモデルがついに実証実験のフェーズに突入しました。実証実験を通じて問題点などが改めて浮き彫りになった事もあり、現在は課題克服に向けたアップデートが行われています。このペースでイノベーションが進めば、近い将来トラックと軽貨物運送ドライバーによる古典的な軽貨物運送から、ドローンを用いた軽貨物の無人空輸が実現するでしょう。もちろんドローンには大容量の軽貨物は搭載できませんから、家具や家電などの重量物は、人間の軽貨物運送ドライバーが担うだろうと予想されます。ドローンを活用した、軽貨物運送ドライバーのサポートが実用化する日は近いかもしれません。