商用車で無くても黒ナンバーさえ取得してしまえば、軽貨物運送車両として運用する事ができます。その為、若い軽貨物運送ドライバーの中には趣味性が高い自動車や、商用を想定していない自動車を軽貨物運送車両として運用している軽貨物運送ドライバーはかなり多いです。しかし玄人のベテラン軽貨物運送ドライバーは皆口を揃えてこう言います。「軽トラックに始まり、軽トラックに終わる」と、実際に軽貨物運送歴が長いドライバー程、軽トラックを愛用しています。これは偶然ではなく、もちろん理由があります。やはり軽トラックは農作業・工業・軽貨物運送など、商用利用を前提としているので、積載時の作業性であったりトルクの設定がしぶいので、登坂性能に優れていたりと、軽貨物運送ドライバーに嬉しい機能がてんこ盛りなんです。また交換部品の流通量が多く、修理が容易な上にそもそも故障自体が少ない構造になっています。その為、趣味性が高い自動車や、民生用の自動車よりも優れているというわけです。だからこそ途中で軽トラックから他の自動車に浮気をしても、最後は軽トラックに帰るという構図が出来上がるのです。軽トラックはある意味、軽貨物運送ドライバーにとっての良い伴侶なのかもしれません。